混合ワクチン

混合ワクチン

ワクチンとは、病原体を無毒化・弱毒化したものを接種することで感染症に対する免疫力を高めるためのものです。感染症にかからないため、もしかかったとしても症状を軽減させるため、まわりの動物にうつさないために大切です。

当院では身体検査、糞便検査などで健康状態を確認してからワクチンの接種をします

初回は生後50~60日で、その後1か月ごとの接種を犬は3回、猫は2回。その後は1年ごとにワクチン接種をします。

子犬や子猫は、生まれてしばらくすると、母親からもらった免疫の防御効果が次第に低下し、感染症にかかる危険性が高まっていきます。感染すれば死に至るものもあります。

大事な家族の健康を守るためにも、狂犬病ワクチン、蚊の発生する時期のフィラリア予防と併せて、混合ワクチンによる予防をしましょう。

午前中(もしくは午後の早い時間)の接種をおすすめしています

まれにワクチンを接種すると副反応といわれるアレルギー反応(副作用)が出ることがあります。症状としては、顔面浮腫、掻痒、蕁麻疹などのアレルギー反応やショック症状(血圧、体温の低下、可視粘膜蒼白など)、意識障害、呼吸困難などのアナフィラキシーショックなどがあります。これらはワクチンを接種してすぐ出ることも、数時間経ってから出ることもあります。万が一のとき、夜間の対応が難しいことがありますので、できるだけ午前中にワクチンを接種するようにしましょう。